- 総合システムを実現する技術(以下「総合システム技術」という)とその応用に関する研究調査を行う者に 対する助成
- 総合システム技術とその応用に関する情報の収集及び提供
- 総合システム技術とその応用に関する研究者の交流の推進
- 学界及び産業界との連携の仲介
- 総合システム技術研究により生まれた新産業の育成の支援
- その他、この法人の目的を達成するために必要な事業
解 説
フェローシップ・プログラム
1991年の設立以来、原財団は、コンピュータとバイオをつなぐ、総合知的通信システム領域において、秀でた基礎研究をしている若い研究者に対する助成 (フェローシップ)を行なって参りました。現在までに440余名もの、優秀な研究者達が当財団の助成を受けて、世界へと羽ばたいております。
IT分野における、セミナー・プログラムの企画及び実施
1998年にスタートさせた、セミナー・プログラム企画は、毎回、各界でご活躍されている優秀な講師陣をお招きし、スタート以来、既に200を越えるセミナーを開催して参りました。取り上げたテーマは、全てIT関連分野のもので、モバイル・コンテンツ・ビジネス、BSデジタル放送、ブロードバンド・デジタル・ケーブルTV、それに第4世代のモバイル・コミュニケーション端末など多岐に渡っております。セミナーは主に首都圏で平均月2回の割合で開催され、出席者は100人前後です。
アライアンス・フォーラム会議の企画及び運営
原財団のもう一つの重要な活動は、バイオ・テクノロジーやITテクノロジーの各分野におけるアライアンス(事業提携)を目的とする、アライアンス・フォーラム会議の企画及び運営です。これらの分野における研究開発は、日々目を見張るほどの躍進を続け、特に産・学・官の間におけるアライアンスは活発化しております。
アライアンス・フォーラム会議において、私達は2つの大きな目標を掲げました。一つは、21世紀の新しい価値基準の創造です。現代の常識として信じられている周知目標や、価値基準にメスを入れ、時代に即した、全く新しい価値基準を見出し、国内外に広く提言してゆこうというものです。
これらの目標を踏まえ、原財団では、国際社会での優れたアライアンスの機会をより多く創出するために、ユニークなアライアンス・フォーラム企画を手掛け続けております。